平成26年4月から岡山大学歯学部同窓会会長を務めることになりました千原敏裕です。就任のごあいさつを申し上げます。
この度,中野浩輔前会長の退任にあたり,新たに会長を務めることになりました。中野前会長は10年の長きに渡り会長を務められてこられました。ここに敬意を表します。後任といたしまして,今後,同窓会のさらなる発展を目指し会員の親睦・福利の充実を図ってまいりたいと思っています。
卒業生にとって同窓会は“ふるさと”です。津島・鹿田キャンパスでの学生生活幾年月,同じ学び舎で苦楽を共にしてきた同期生は卒業してもいつまでも同期生であり,また,頼もしい先輩,かわいい後輩はいつまでも変わらず良き先輩,後輩です。私たちは皆,岡山大学歯学部を同じ母校とする兄弟姉妹なのです。この集まりが同窓会そのものです。
岡山大学歯学部同窓会会則には「会員の福利及び会員相互の親睦を図るとともに,歯学並びに母校岡山大学歯学部の発展に寄与する事を目的とする。」と謳われています。日本各地に同窓会の地区支部・県支部が,その地域の同窓生によって多くが自然発生的に設立されています。地区支部・県支部で様々ではありますが,同窓生のためにいろいろな活動が行われています。支部によっては教職・行政官・勤務医・開業医等立場の異なる構成があり,有益な情報交換がされています。開業を目指す同窓生には適切なサポートをしています。活発なリクリエーション活動を通し,さらなる同窓生の親睦を深めているところもあります。また,講演・セミナー等を通した生涯研修が行われています。
同窓生が互いに助け合い,支えあって共に成長していく,そして,さまざまな立場で歯科界において活躍することは同窓会にとって「歯学並びに母校岡山大学歯学部の発展に寄与する」という社会的な目的を達成することに繋がるのです。
同窓会は同窓生のために存在するのです。同窓生の親睦・福利の充実を通し,同窓生をより良く支援する活動を推進したいと考えています。
一般に同窓会というと同じ学校の出身者(さらに同級生)が集まって,酒を片手に昔話に花を咲かせるというイメージがあるのではないでしょうか。しかしながら,歯科大学あるいは大学歯学部の同窓会は,同窓生や母校あるいは歯科界のために日々活動する組織された会なのです。
岡山大学歯学部同窓会(以下,本会)は,「会員の福利及び会員相互の親睦を図るとともに,歯学並びに母校岡山大学歯学部の発展に寄与すること」(会則第2条)を目的として存在しています。
本会は正会員(岡山大学歯学部卒業生),特別会員(各講座の出身者など),名誉会員(歯学部に多大な功績があった者)によって構成されています。
本会が活動するためには,物事の決定や執行を行う機関(会議)が必要です。これらには,会長から委嘱された副会長や理事で組織する理事会,各期の代表者で組織する代議員会,各都道府県で組織する同窓会支部があります。これらの役員が仕事の合間を縫ってみなさんのご期待に沿えるように活動しています。
例えば,同郷の先輩を探すときに必要な名簿は,2年に1度,同窓会理事の組織部が作成し,会員に無料で配布しています。
歯科界では著名な講師によるセミナー受講料が1回数万円もかかります。同窓会理事のの学術部では,そんな著名な講師を招き,本会員向けに1回数万円もかかるようなセミナーを超格安で開催しています。
また,同窓会理事の広報部は,毎年の本会の活動や会員(同窓生)の情報がよく分かるように,会誌の発行やホームページの運営を行っています。
上記の活動内容はほんの一部であり,すべての活動を記載することはできませんが,各部がおよそ以下のような活動をしていますのでご覧ください。また,各支部の活動等については,それぞれの支部にお問い合わせください。
本会は皆さんのためのものです。本会の活動に少しでも興味があれば,ぜひ参加して頂き,存分に利用してください。また,こうしたらもっと良いのではないかというご意見やこのようなことをしてほしいというご希望がございましたら,その用件を遠慮せず事務局までFAX等でお伝えください。
最後になりましたが,本会はみなさんのご尽力によって成り立っております。本会の運営に対するご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。